
院長玉井秀一
2004年、熊本大学医学部卒業。社会医療法人天神会 新古賀病院の内科で後期臨床研修を受けていた時、そこで指導医だった當時久保正之医師と出会う。その後、複数の病院の内科に勤務し、甲状腺疾患を中心に豊富な経験を重ねる。
甲状腺疾患を専門とする医師として
患者さんが笑顔で過ごせるよう支えます
当院は、甲状腺疾患を専門とする私と、糖尿病を専門とする當時久保(とじくぼ)副院長の医師2人体制で、内分泌系疾患と糖尿病を中心に、広く深く診療する専門クリニックです。2人でやろうと思ったのは、當時久保先生から声をかけられたのがきっかけです。甲状腺疾患と糖尿病はジャンルの異なる疾患のように思われがちですが、実は同じ内分泌系の疾患です。どちらもホルモン(内分泌)の働きが深く関わっていますから、2人で専門知識・技術を深め合うことで、より質の高い治療を提供できると考え、開業しました。
甲状腺疾患を患う患者さんの8〜9割は女性とされ、幅広い年齢層に発症します。また、この病気は長期にわたり付き合っていくことが求められます。そのことを常に胸にとどめて、すべての患者さんが年齢を重ねても健康で長生きでき、笑顔で過ごせるようにお手伝いしていきたいと考えています。
副院長當時久保正之
2002年、長崎大学医学部卒業。複数の病院の内科で、糖尿病を専門領域として研鑽を積む。前職は、社会医療法人天神会 新古賀病院・糖尿病内分泌内科部長。日本糖尿病学会糖尿病専門医。独立にあたり、同じ内分泌疾患を専門とする玉井医師に声をかけ、共同経営をスタート。クリニックの名称にあるように、院長とは「玉ちゃん」「トジー」と呼び合う仲。
糖尿病を専門とする医師として
患者さんと一緒に生活改善をめざします
私の専門領域は、糖尿病の治療と予防です。糖尿病には大きく分けて、1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は、免疫異常に起因するもの。2型糖尿病は食生活の欧米化や運動不足などによって発症するもので、年々増加傾向にあります。
当院では、糖尿病が疑われる方に対し、最初に詳しい検査を行い、血糖値が高めの糖尿病予備軍か、糖尿病なのかを診断し、それぞれに応じた治療計画を立てていきます。治療の一番の目的は、合併症を引き起こさないことです。糖尿病が悪化すると、神経症、網膜症、腎症などを引き起こすほか、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気につながることも。当院ではそうした深刻な状態にならないよう、早期から食事療法や運動療法を中心に治療を進めていきます。治療で心がけているのは、患者さんが無理なく楽しみながら目標を達成していくことです。根気よくコントロールを続けることで、「一病息災」の言葉のように100歳までおいしいものを食べて、元気で過ごせるように、一緒に頑張っていきたいと思います。
甲状腺と糖尿病の
医師2名体制です
甲状腺を専門とする院長と、糖尿病を専門とする副院長がそれぞれの得意分野を生かし、内分泌系疾患を深く広く診療します。
患者さんの負担軽減に
努めています
待ち時間が少ないよう、予約制を導入。また、通院回数を減らせるよう、甲状腺の検体検査は即日結果をお知らせしています。
糖尿病に対し専門性の
高い治療を行います
定期的な合併症のチェックや薬の微調整など、糖尿病専門クリニックだからこそできる専門性の高い医療を提供しています。
病気とうまく付き合える
ようサポートします
甲状腺疾患に対しては、適した服薬の方法を提案。糖尿病に対しては、管理栄養士による栄養指導などを行っています。
アクセス良好で通院
しやすいクリニックです
西鉄大橋駅西出口から、徒歩約2分の好立地。通勤や買い物などのついでに、お気軽に立ち寄っていただけます。
女性の患者さんに最大限の配慮をしています
胸部の診察は着衣のままで受けていただき、エコーは女性技師が基本的に担当するなど、女性の方への配慮を心がけています。
甲状腺の病気
甲状腺はのどぼとけの下にある臓器で、甲状腺ホルモンをつくっています。このホルモンが必要以上につくられるのが、バセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症。逆にホルモンが不足するのが、橋本病に代表される甲状腺機能低下症です。また、甲状腺ホルモンは妊娠や胎児の成長にも密接な関係があります。そのほか、甲状腺に腫瘍やがんができることもあります。
甲状腺の検査
甲状腺機能を見るために、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と甲状腺ホルモン(FreeT4、FreeT3)を計測します。バセドウ病が疑われる場合、TSHレセプター抗体(TRAb)など、橋本病が疑われる場合は抗Tg抗体、抗TPO抗体などを計測。また、甲状腺がん・腫瘍が疑われる場合はエコー検査を行い、さらに腫瘍内部の細胞を取って悪性か良性かを判断します。
糖尿病
糖尿病は血液の中の血糖値が上昇して、全身の血管や細胞に障害を起こす病気です。最近は10代、20代で肥満に関連した糖尿病が増えています。糖尿病は進行すると深刻な合併症を引き起こします。その中でも三大合併症とされているのが神経症、網膜症、腎症で、早期治療が何よりも大切です。基本の治療法は食事と運動療法で、飲み薬やインスリン注射を加えていきます。
糖尿病確定前の検査
糖尿病かどうかを診断するために、「75g経口ブドウ糖負荷試験」を行います。まず検査の前日21時から絶食していただき、検査当日に採血を行います。その後、75gのブドウ糖が入った液体を飲み、30分後、60分後、120分後に採血を実施。そして、最初の採血と120分後の採血を比べ、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の変化を見て、正常型、境界型、糖尿病型を診断します。
糖尿病確定後の検査
糖尿病と診断された後は、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値を見て、治療がうまくいっているかどうかを検討していきます。HbA1cは、測定前の1〜2ヵ月の平均血糖値を表す指標です。通常、薬を飲んでいる場合はHbA1cを7.0%未満にするよう調整します。コントロールがうまくいかない場合などは、連携先の病院での糖尿病教育入院を勧めることもあります。
とじたま甲状腺・糖尿病クリニック
西鉄 大橋駅から徒歩2分